家族旅行で島根県・温泉津温泉にある温泉旅館、輝雲荘に宿泊した記録です。(2006年9月)
輝雲荘 予約した理由と予約プラン
輝雲荘は、島根県・温泉津温泉(ゆのつおんせん)にあるお宿で、2006年当時の【じゃらん】料理、温泉、おもてなし…クチコミで選ばれた人気宿ランキングで満足度が高い宿に選ばれていたので、クチコミを参考にじゃらんnetで予約しました。
「お手頃プラン客室指定付加・朝夕部屋出」というプランです。
温泉津温泉・輝雲荘 外観&入口
綺麗。旅館の外観と玄関を見た印象は「感じのよいお宿で、期待できそう」という物。
輝雲荘 館内
玄関入って左手が輝雲荘フロントです。宿の駐車場がわからず尋ねると、すぐ外に出てきてくれて、従業員の方が停めてくれる事になりました。
小さな温泉街は道幅が狭く慣れない運転で駐車場に停めるのはひと苦労です。早く部屋で寛ぎたかったので、車をお願いできてほっとしました。親切でいい感じ。
輝雲荘は館内全て畳敷きなので裸足で気持ちよく歩けます。記帳は、フロントではなくお部屋で座ってゆっくり。
とても元気のよい声の通る仲居さんが、館内の案内および手荷物を部屋に運んでくれました。本人に決して悪気はないのですが、元気がよすぎて少しうるさい印象。そんなに声張りあげて一生懸命説明しなくても・・・^^; と内心思います。
輝雲荘 宿泊したお部屋
客室へ続く階段を登って通されたお部屋は「松」。こんなに綺麗な館内なのにエレベーターないのかなぁ?と不思議に思いましたが、エレベーターを使うよりも早いので、あえて階段を使ったようでした。
「松」の写真。入り口で撮影。部屋はクーラーがきいていて涼しかったけど、部屋の入口(襖)を開けるとすぐ部屋になっています。廊下と部屋が襖1枚で隔たれていました。
普段、宴会場として使っている部屋を可動式の間仕切りで3つ(松・竹・梅)に仕切って宿泊用の部屋にしてあるそうです。
部屋の広さは12.5畳と書いてありましたが、実際は15畳位。綺麗で広さに文句はないものの、可動式の間仕切りに少し不安を感じます。
乱れ箱に用意された物を展開↓
羽織・浴衣・バスタオル・フェイスタオル(新品)・歯ブラシ・宿名入りビニールの巾着袋。浴衣は大中小3枚用意されていました。
浴衣は大きいサイズが用意されているのに帯紐が短くて困る・・・という事は、旅館でよくあるケースなのですが、輝雲荘は、浴衣(大)用の長い帯がきちんと用意されていて、細かいところまで気配りを感じました。
メタボ体型な夫は、その事がとても嬉しかったようです。
部屋に備え付けのポット&お茶セット。宿到着時、仲居さんによる部屋でのお茶出しがないかわりに、ソフトドリンクサービス券をもらいました。コーヒー・紅茶・ミルク・オレンジジュースの中から選択、好きな時に飲めるようです。
使い捨てカミソリ2本・綿棒・ドライヤー、男性用のヘアリキッド・ヘアトニック・シェービングローション(全てKOSE)。女性用の化粧水・乳液・くし等は用意されていませんでした。
全体的に部屋は綺麗だけど、やっぱりもともとが宴会場なので、畳には煙草の焦げ跡や食べこぼしの跡が所々みられ、隣の音や廊下を通る人の音がよく聞こえます。
宴会場を仕切った部屋の割には、床の間もあるし、セーフティボックスも備え付けてあります。冷蔵庫は中が空なので自由に使え、お風呂は無いですが、洗面所やトイレもある・・・泊まるために不足はないものの、何となく落ち着かない。
畳の焦げ跡や食べこぼしを見て「たぶん酔っ払った客がつけたんだろうな・・・」食べこぼしの跡をみて「お酒こぼしたのかな?」「汁物?」「まさかゲ○じゃないよね?」と想像してしまいます。
床の間の横にコンバットが貼ってありました。害虫対策にも気を配っている、と理解しつつも「もう少し目立たない所に貼ればいいのに・・・」と思います(出てもらっちゃ困るので必要だけどね!)。
色々と想像してしまい、可動式の間仕切りに何となくそわそわ落ち着かず、結局、一睡も出来ませんでした。スヤスヤと寝息(いびき?)を立てる夫がとてもうらやましかったです。
島根県温泉津温泉_輝雲荘(料理・夕食)
輝雲荘のお料理(夕食)は、部屋食でした。2006年当時の【じゃらん】料理、温泉、おもてなし…クチコミで選ばれた人気宿ランキングで高評価だったので、期待度UP。
今回は珍しく、一品一品写真に撮ってみました。というのもお腹がすきすぎて、夕飯直前に持参していたお菓子を食べちゃったので、写真をゆっくり撮る余裕があったのです。^^;
私が汁物を飲んでいると「○○○さん、○○○さん、見て見て~」(○○○は私の名前。)と何だかとっても嬉しそうな夫の声がしました。顔をあげると「すごいやろ~!安定感あるやろ~」とニヤニヤします。
汁物ふきだしそうになりました
夫の悪ふざけ。出っ腹の上に乗っているのは御飯です。愛あればこそ?夫のこんな行儀の悪さも面白く可愛いいと思える(←ただの阿呆、かなり末期的症状)。すかさずカメラで激写。
夫は、いつも私を笑わせようとします。よかった部屋食で・・・。もっとも、夕飯が食堂だったら、夫もこんな悪ふざけはしませんけどね。^^;
輝雲荘 温泉大浴場
輝雲荘の温泉は、「森の湯」と「甍(いらか)の湯」があって、夜の11時に男湯と女湯が入れ替わるそうです。お風呂は、朝8:00~10:00の2時間は清掃の為入れませんが、それ以外ならいつでも入浴可。
輝雲荘 大浴場(森の湯)
はじめに入ったのは「森の湯」。部屋は2階、お風呂も2階!全館畳敷きなので風呂上りも、もちろん裸足で部屋に帰れます。誰が履いたんだかわからないスリッパを履かずにすんでいいですよね。
森の湯・風呂案内図。内湯の温泉はかけ流し(源泉の湯温・湯量によって加温加水有り)。
森の湯・脱衣所。予備のフェイスタオルが用意されているので、部屋からタオルを持っていかなくても大丈夫!洗面所の下には足裏マッサージ機が置いてあって自由に使えます。
女性用の化粧水等は置いてありませんでした。
森の湯・内湯(加水・加温のかけ流し温泉-弱食塩泉・赤色で濁り有)。
温泉はとても気持ちよく、お湯もいい感じ。人が少なくほとんど貸切状態で、贅沢な気分にひたれます。
森の湯・露天風呂(麦飯石セラミック泉・無色透明、檜風呂)。私は、かけ流しの内湯にしか入りませんでした。
森の湯・洗い場。何種類か違うボディーソープ・シャンプーがあります。
輝雲荘 大浴場(甍の湯)
甍の湯・脱衣所。11時に男湯と女湯が入れ替わるので、翌朝、温泉へ入りに行った時に写真撮影しました。ロッカーや予備のタオルが用意されているのは「森の湯」と同じ。誰かが忘れていった浴衣の帯が・・・
甍の湯・内湯。奥に露天風呂もあります。(甍の湯露天風呂の写真は面倒だったので割愛)。森の湯よりも甍の湯の方が露天風呂からの景色はよさそうです。
輝雲荘 温泉大浴場(内湯)の泉源・泉質など
輝雲荘の大浴場(内湯)の泉源は、薬師湯(なまずの湯)。薬師湯の泉質が壁に掲載されています。
内湯:薬師湯温泉(ナトリウム、カルシウム-塩化物泉
泉温:源泉 47.1度
浴用適応症
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身、くじき、冷え性、慢性消化器病、痔疾、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、痛風、動脈硬化症、高血圧症、慢性胆嚢炎、胆石症
輝雲荘 大浴場の壁に掲載された温泉の案内より引用
温泉から部屋にもどると【おまけ】
お風呂から戻るとテレビ番組&天気予報が印刷された紙に、落書きがしてありました。 犯人はもちろん夫。輝雲荘に私達が宿泊した日は、当日・翌日共に天気予報は「曇り時々晴れ」。私がなかなかお風呂から帰ってこなくて暇だったのでしょうね。
↑夫の落書き。天気予報が、かわいい動物になっていました。(クリックすると写真が大きくなります。) こんなくだらない夫の落書きも可愛いと思えるのは愛あればこそ。
せっかくなので、旅の記念に持って帰ってきました。
島根県温泉津温泉 輝雲荘(料理・朝食)
輝雲荘、朝食も部屋食でした。朝食の用意をする為に、お布団たたんみにきてくれました。好みの問題ですが、私はなんとなく慌しいので朝は食堂の方がいいなぁ~と思います。せっかくなので、夕食も朝食もお品書きが欲しいところです。