2006/09/03

割烹旅館はまぐり荘(宮崎県日向市) 予約・宿泊した感想

家族旅行で2006年8月に宿泊した宮崎県の割烹旅館はまぐり荘の感想です。(予約から宿泊まで)

割烹旅館はまぐり荘 予約時

旅行と台風が重なるという不運により、家族旅行を決行できなかった場合のキャンセル料を考え、金銭的なリスクを最小限に抑える為に1泊目の宿だけ予約し旅に出た我が家。

さほど台風の影響も受けず、観光は考えたプラン通りにまわれそうな見通しがたったものの、2日目以降は泊まる場所を決めていなかったので、旅の途中で宿泊先をさがす必要に迫られました。

はまぐり荘は、そんな理由もあって、宿泊当日の午前中に電話予約です。

「何とかなるよ、きっと・・・」といつも行き当たりばったり楽観主義的行動をとってる私達も、さすがに夕食が心配(直前予約は、はまぐり荘に限らずどの宿も、素泊まりになってしまう可能性がある)。

はまぐり荘の電話での対応はとても人がよさそうで感じのよい物で、夕食も対応できるとの事でした、よかったー。

さて、このはまぐり荘・・・海のすぐ近くなんです。台風が去ったとはいえ、危なくないかなぁとさすがに少し不安を感じたので「大丈夫でしょうか?」と聞いてみました。

宿の人:「大丈夫ですよ~。海水浴場のすぐ近くで、歩いて泳ぎに行ける距離です」
私:「・・・・・・(だからこそ心配なんだってば ^^; と内心思う)」

はまぐり荘が、海のすぐ近くだとわかっていて宿泊予約の電話をかける私達も少し変わっているけど、まさか台風なのに海水浴場の案内を受けるとは思っていなかったので、「こんな中、泳ぎに出たら高波にさらわれるよ・・・帰ってこれなくなっちゃう・・・」と、電話切った後、笑ってしまって。

一人でクスクス笑っていたら、夫に「何?」と言われ、電話の内容を伝えると、夫も「おもろいおばちゃんやなぁ」と一言。

割烹旅館はまぐり荘 外観

割烹旅館はまぐり荘 外観01
割烹旅館はまぐり荘の外観。チェックインが17時頃と少し遅かったため、外観写真は翌日チェックアウト後に撮影。駐車場は宿に向かって右手で、下は、砂利でした。

割烹旅館はまぐり荘 外観02
はまぐり荘の入口。

割烹旅館はまぐり荘 館内の様子

割烹旅館はまぐり荘 入口から
はまぐり荘、入り口付近で撮影。かなりピンボケです ^^;

入口からの写真(左手)
旅館の入り口(玄関)を背にして左手(太鼓の横)が、くつろげるスペース、ソファー。

入口からの写真(中央)
旅館の入り口(玄関)を背にして撮った写真(中央)

はまぐり荘フロント
旅館の入り口(玄関)を背にして右手がフロント。

割烹旅館はまぐり荘 宿泊した部屋からの眺め

はまぐり荘 宿泊したお部屋01
はまぐり荘は海の近くにある宿ですが、部屋からは木が邪魔して海は見えません。仲居さん曰く、昔は、部屋から海が見えたそう。

生えてた松が枯れ、風よけの為に植林 → 海が見えなくなったと言っていました。

割烹旅館はまぐり荘 宿泊した部屋

はまぐり荘 宿泊したお部屋02
部屋の写真。きちんと清掃されていて快適に過ごせる広めの和室。

はまぐり荘 宿泊したお部屋03
ただ、ところどころ壁紙がはがれて(というより破けて)いました。糊で貼って修復してる感じ。

施設の古さは感じるものの、チェックインした時は荷物もきちんと運んでくれたし、お部屋もクーラーがかかっていて涼しかったです。もてなそうとしてくれている気持ちは十分、伝わりました。

はまぐり荘 宿泊したお部屋04
バスタオルが違う模様だったりするけど(笑)、全体的にアットホームな感じで好感が持てます。

割烹旅館はまぐり荘(お風呂)

いつも旅先で夫は「運転お疲れ様でした!」の意味も込め、部屋に着くとすぐ瓶ビールを飲むのを習慣にしています。「馬ケ背の潮風で全身ベタベタになったから、クルスの海の観光はやめて早く宿に向かいたい」と言ったのに・・・ビールを飲んでほろ酔い気分になった夫は部屋でダラダラ。

折角、宿の方が「お風呂の用意が出来てますよ~」と案内して下さったというのに、お風呂に入る気配なし。

そんな夫は放っておいて、御飯を食べる前にお風呂入ってさっぱりしちゃおうと、ひとあし先にお風呂に入る事にしました。部屋は3階、お風呂は2階。階段を下りていくと、待っていたかのように、宿の人がお風呂の場所を案内してくれます。


割烹旅館・はまぐり荘のお風呂は、温泉ではなく沸かし湯ですが、集めのお湯でさっぱりする事ができる岩風呂。チェックインしたのが遅くて、暗かったので、翌日撮影。


洗い場


脱衣場。化粧水やクシなどは用意されておらずシンプル。鏡に映っている箱のようなものはサウナだそうです。

はまぐり荘のお風呂は家族風呂だったというプチドッキリ

部屋に戻って、夫と交代。戻ってきた夫に「お風呂どうだった~?」と聞くと、「熱めで気持ちよかった~」と同じ感想でした。そこまではよかったのですが・・・。

夫:「なぁ、男湯と女湯にわかれてなかったやろ?」
私:「えっ?嘘?」
夫:「いや、俺も風呂から出て気づいてん」
私:「・・・・・・」
夫:「知らなかったから、鍵かけずに入ってた。どうやらこの宿にはお風呂が一つしかないらしい」
私:「私も鍵なんかかけてなかったよ!」

そういえば、特に「男湯」とか「女湯」とかいった暖簾は、かかってなかったような・・・?

もし他の男性宿泊者が、私の入浴中にお風呂にきてたら(T_T)・・・と想像しゾッとしましたが、びっくりする私に夫が「なんか家族風呂らしいねん。階段降りた所に宿の人が立ってたやろ」と教えてくれました。その言葉を聞いて安心。入浴中は見守ってくれてたのね(笑)。

「でもそういう事は、早めに言って!お願いだから!!ドキッとするじゃないのぉぉぉ」と思ったのだけれど、次の日の朝食時に、どうやらこの日の宿泊者は、私達だけだったらしいと気づく。

そりゃそうか・・・台風来てたんだもんねぇ。台風のさなか、海水浴場近くの宿に、来ないわなぁ。

「お風呂の用意ができています」と案内された意味は、家族風呂だったから故。男湯と女湯にわかれた大浴場なら、そんな事、言わないもんねぇ。

宮崎県_割烹旅館はまぐり荘(料理・夕食)

夕食は、部屋食だったかしら?(←忘れた。)料理自慢の宿と聞いていたので、期待が高まります。

割烹旅館はまぐり荘 料理(夕食) 01
料理の全体写真は、こんな感じです。

割烹旅館はまぐり荘 料理(夕食) 02
貝とウニのお刺身を中心に、伊勢海老(焼き)・アサヒガニ(茹で)などがドドーン!と豪華に盛り付けてあって美味しそうです♪

私達がはまぐり荘に宿泊した時は、伊勢海老漁がまだ解禁されていない時期だったので、伊勢海老は焼き物でしたが、伊勢海老漁が解禁されてる季節に宿泊すれば、お刺身も楽しめるそう。

茹でアサヒガニがとってもジューシーで美味しかった。

割烹旅館はまぐり荘 料理(夕食) 03
こちらのお刺身も新鮮で美味しかったです。

割烹旅館はまぐり荘 料理(夕食) 04
割烹旅館はまぐり荘 料理(夕食) 05
割烹旅館はまぐり荘 料理(夕食) 06

割烹旅館はまぐり荘 料理(夕食) 07
国産のはまぐり。近くでとれるんだそうです、綺麗な色。

輸入の蛤は、貝殻が汚いそうです(横縞が目立つ、表面に艶がない、黒っぽいなど)。

割烹旅館はまぐり荘 料理(夕食) 08
昔はもっと大きいハマグリが沢山取れたけど、最近は小さい物ばかりだし、収穫量も減っていると教えてくれました。

十分な大きさの蛤でしたが、昔を知る地元の方が見ると小ぶりに見えるのかもしれません。我が家は、普段、家でハマグリ食べたくてもスーパーに並んでいるのは中国産ばかりなので滅多に食べません。「国産はまぐり」と聞いて嬉しくなりました。

割烹旅館はまぐり荘 料理(夕食) 09
お酒を飲んで上機嫌&かなり酔っていたので、腕とか当たってこぼしてしまうと困るな・・・と思い、あえて部屋の片隅で火をつけてもらった次の料理。

割烹旅館はまぐり荘 料理(夕食) 10
煮えた後、蓋開けて撮影。ここにも蟹&ハマグリが♪

割烹旅館はまぐり荘 料理(夕食) 11
そして最後は、蛤御飯と味噌汁です。漬物もついていたような?(←普通ついてるよね?たぶんついてたと思う) 料理も終盤近くになってくると記録もいい加減。

「いいよもう写真は!十分撮ったじゃん。」
「御飯と味噌汁の写真なんて、後から見た時も想像できるよ」
「面倒くさいし、ラストに向けて食べるのに集中したい。」

食べ始めは、早く食べたくて食べたくて焦ってしまってピンボケ写真乱発。ラストに近づくにつれて面倒くささ全開、超いい加減。写真の腕も悪く、かといってPhotoshopとかで、その時の状況を再現すべく修正加えたりするようなまめさもない。私は、食べ物のレポートには向かないなぁ・・・とつくづく思います。ま、いっか。海の幸満載で幸せだった事には変わらないものね

宿の名前が「はまぐり荘」だからか、料理は貝類が多めです。9月上旬から伊勢海老漁が解禁され、伊勢海老コースという宿泊プランが出る模様。貝類苦手・・・という方や伊勢海老のお刺身食べたい方は、9月~11月の間に宿泊されるといいかもしれません。いつまでなのか料理詳細は、宿に直接確認するなりネットで調べるなりして下さい。

実は私達、アサヒガニは今回はじめて食べました。仲居さんがアサヒガニも美味しいけど、トラガニは更に美味しいのよと教えてくれました。テレビとかインターネットで虎柄みたいな模様見て、気持ち悪いカニだなぁと思っていた私達。えーっ!あの変な柄のカニは、今食べているアサヒガニより美味しいんだ・・・食べてみたいなぁ・・・と思ったした。

トラガニは滅多に取れず貴重なんだそう。

ちなみに、旅行から帰宅後、アサヒガニとトラガニについてネットで調べました。トラガニは、虎柄みたいな甲羅の模様から呼ばれているだけで、正しくはシマイシガニという名称のようです。

割烹旅館はまぐり荘(料理・朝食)

はまぐり荘の朝食は、食堂で頂きました。私達の他に人はおらず、宿の方も食事中は適度に放っておいてくれるので、時間を気にせずゆっくり食べる事ができました。

割烹旅館はまぐり荘 料理(朝食)01
上の写真、わかります?そうです、箸が物語っていますね・・・。また写真撮るの忘れて食べようとしたんです。夫が、「旅の記念に撮らなくていいの?」と、食べ物目の前にして自制心なくした私にいつも教えてくれます。有難う。

割烹旅館はまぐり荘 料理(朝食)02
フルーツ

割烹旅館・はまぐり荘 感想まとめ

家族風呂というプチドッキりはあったものの、良心的な宿泊料で、地元ネタなどの会話も楽しめたし、ゆっくり寛ぐことができました。次回は、伊勢海老の季節にいざ!と思っています。

はまぐり荘 参考情報

割烹旅館はまぐり荘(楽天トラベル)