2006/09/26

錦帯橋観光(山口県岩国市)

家族旅行で、錦帯橋(山口県岩国市)を観光した記録です。(2006年9月)

錦帯橋は、古い歴史と美しい形状、巧みな構造をもち、日本三名橋のひとつに数えられていて、橋の長さは橋面にそって210m、直線で193.3m、幅5m、橋台の高さ6.6m。

反り橋の構造は精巧かつ独創的、合理的で強靭なアーチを完成している。

また橋梁部、橋台部、河床の敷石にも、それぞれ専門工人の苦心が秘められ、とりわけ橋梁部の湾曲は、独創的に富み、比較的短い用材で径間35mを無脚で渡した技術は力学上、非のうちどころがないといわれる。

錦帯橋は延宝元年(1673)第三代藩主吉川広嘉によって創建されたが、翌延宝2年春一部流失。その年のうちに直ちに再建され、以来276年の間秀麗な姿を誇っていたが、昭和25年9月当地方を襲ったキジア台風により惜しくも流失した。現在の橋は、昭和28年1月、1億2千万円の巨費を投じて再建されたもの。

錦帯橋って裏(下)から見ても美しいですよね。
橋ばかりでなく、周辺の景色が何ともいえず美しいと聞き、四季折々訪れてみたくなります。
梅→桜→牡丹→つつじ→花菖蒲→紫陽花、夏は錦川河畔で鵜飼や花火、秋は紅葉、そして冬の雪が降る日は、雪化粧した錦帯橋を見ることができるそうです。(山口県岩国市・錦帯橋の魅力から)

錦帯橋01
駐車場から見た錦帯橋と岩国城。

錦帯橋02
錦帯橋、橋の裏側も美しい。山の上にあるのがお城です。写真はクリックすれば大きく表示できます

錦帯橋03
錦帯橋04
錦帯橋、橋の上にて。段々がすごいです、よくこんなの作ったよね・・・。職人芸だなぁと感心します。

錦帯橋05
錦帯橋からの眺め。錦川

錦帯橋06
岩国城

錦帯橋07
魚釣りする人々。釣り人がいっぱいいました。

ちなみに日本三大橋は、日本橋(東京都)・錦帯橋(山口県)・眼鏡橋(長崎県)だそうですね!私は、今回、錦帯橋に来て、日本三大橋は全部見た事に。スタンプラリー気分 → 達成です。(^_^)v

錦帯橋を渡って

錦帯橋08
錦帯橋09
錦帯橋10
錦帯橋を渡って、反対側から帰りに撮った写真。

私達は、錦帯橋へは、島根・広島旅行の帰りに車で寄っただけで宿泊してないので、どんなお宿かわからないけれど、近くにある 岩国国際観光ホテル には、錦帯橋を一望できる朝霧の湯という露天風呂(石風呂、岩風呂)があるらしいです。

ホテルから温泉棟にむかう道は、昭和の錦帯橋・解体材を利用して、まるで錦帯橋を渡るかのように仕上げてあるそうです。錦帯橋棟梁の海老崎氏が作成したとか。紅葉の季節は、もみじを背にした錦帯橋がさぞかし綺麗でしょうねぇ・・・

錦帯橋周辺散策

錦帯橋の周りを散策。橋を渡ると、大きな声でアイスクリーム屋さんの呼び込み。季節は9月、まだ暑かったので吉川広嘉公銅像近くで休憩がてらアイスクリームを食べました。その後、吉香公園他ブラブラと周辺を散策しましたが岩国城には行きませんでした。

錦帯橋周辺散策01
錦帯橋周辺散策02
錦帯橋周辺散策03
錦帯橋周辺散策04
錦帯橋周辺散策05
錦帯橋周辺散策06
錦帯橋周辺散策07
錦帯橋周辺散策08

錦帯橋周辺散策09
佐々木小次郎像

錦帯橋周辺散策10
電柱も景色と調和するよう、緑色でした。

錦帯橋 参考情報・参考リンク

【交通機関】
■新岩国駅(新幹線)より タクシー約7分/バス約10分
■岩国駅(JR在来線)より タクシー約10分/バス約15~20分
■山陽自動車道(岩国IC)より 車で約6分

【駐車場&利用料金】
錦帯橋下河原/400台駐車可・錦帯橋上流/100台駐車可


観光施設 大人 小人
錦帯橋入橋料 300円 150円
岩国城入場料 260円 120円
ロープウエー(往復) 540円 250円
ロープウエー(片道) 320円 150円
上記セット券 930円 450円

2006/09/25

広島旅行記 あなご弁当食べ比べ フェリーからの景色

家族旅行で、せっかく広島まで来たので、昼食はあなご弁当を食べよう!どうせなら、いろんな店のあなご飯食べたいよね!!という事になり、急遽食べ比べすることになしました。

あなご弁当 山一

あなご弁当(山一)01
あなご弁当(山一)02
宮島のフェリー乗り場近くにある山一というお店のあなご飯。

山一
TEL:0829-44-4477
適当に入ったので、住所と営業時間も確認してません。

あなご弁当 うえの

あなご弁当(うえの)01
あなご弁当(うえの)02
うえのというお店のあなご飯

うえの
広島県廿日市市宮島口1-5-11
電話 0829-56-0006
営業時間 10:00~18:30(弁当は9:00~)

うえのは有名らしく、夫が事前に下調べしていたお店。山一は宮島で帰りのフェリーを待っている間に適当に入ったお店。どちらもお腹が減っていたので美味しかったです。山一のあなごの方が若干やわらかめでした。

フェリーからの景色

宮島フェリー01
宮島フェリー02
帰りのフェリーが近づいてくるにつれ、宮島観光は、まだ見ていない所が沢山あるような気がして、とても心残りでした。

宮島フェリー03
またいつの日か再び遊びに来れることを祈ってます。それにしても・・・島根といい、広島といい、いつもまた来る楽しみを残しておいてくれる夫に感謝すべきだろうか?

2006/09/24

宮島町歩き 宮島の鹿 揚げ紅葉饅頭 大杓子

宮島では、いたる所に鹿がいました。フェリー乗り場の近くでも、町中でも、厳島神社へ続く道にも本当にワラワラいました。

私は、幼い頃から、動物園や水族館でいろんな生き物を見たり牧場で牛にエサやったりするのが大好きだったので、見ているだけで嬉しくて、癒されるような気がしましたが、動物嫌いな子供もいるのよねぇ。

鹿が近くに来ただけで泣き叫んでる子もいたりして(笑)。それはそれでかわいいなぁなんて思いながら見ていました。

生まれて初めて野生?の「たぬき」を生で見たのも、ここ宮島。残念ながらすぐ逃げてしまったので撮影はできなかったのですが、タヌキってもっと大きいのかと・・・どんくさいのかと・・・思っていました。意外な俊敏さに驚きました。

宮島の鹿01
宮島の鹿02
宮島の鹿03
フェリー乗り場の近くで。

宮島の鹿04
厳島神社へ行く途中で。ちなみに、当然のことながら鹿の糞もいろんな所にいっぱい落ちています。昼間は気をつけて歩く事できるけど、夜はわかりずらいです。踏んじゃっても気にしない!

宮島の鹿05
土産物屋さんの前で。

宮島宿泊1日目にお土産物屋さんが閉店してしまった後、散歩している時に撮った写真。道路にも紅葉の模様。

道幅がとても狭いので車で来なくて本当によかったと思います。道幅狭いだけならともかく、鹿が普通に闊歩しているし・・・。散歩途中で鹿さんに遭遇するのは大歓迎だけど、運転中に目の前歩かれたら動物好きの私でさえイライラするかもしれません。逃げないからねぇ。

揚げ紅葉饅頭 買い食い

旅の楽しみの一つ、買い食い♪

宮島に着いた日の夕方、夕食前の散歩で、土産物屋さんをウロウロしていた時に「揚げ紅葉饅頭」を発見。「美味しそうだね~。もうすぐ夕食だけどどうする?」と言いながら、揚げ紅葉饅頭を食べました。

揚げ紅葉饅頭01
揚げ紅葉饅頭02
揚げると、紅葉饅頭の甘みが増す&1本だけでお腹いっぱい。甘いので、お抹茶が飲みたくなりました。

宮島大杓子

宮島大杓子
宮島大杓子。錦水館・本館のすぐ近く。錦水館は、1Fに紅屋というおみやげ&雑貨処(AM7:30~PM9:30)があります。正面玄関の他に紅屋の入り口からも出入りできるので便利。紅屋入口から出るとすぐの所に宮島大杓子があります。

宮島の大杓子


世界一の大杓子、伝統工芸である宮島細工を後世に遺すとともに、杓子発祥の地である宮島のシンボルとして昭和58年に2年10ヶ月の歳月をかけて制作されましたが、展示場所が決まらず14年間倉庫に収められていたものを平成8年12月に厳島神社が世界遺産に登録されたことと、宮島本通り商店街が宮島表参道商店街に改名したことを記念して現在の場所に展示されました。(宮島観光協会HPより引用)




広島県_弥山観光できず

宮島信仰の聖地「弥山」 (みせんと読むのだそうだ)

標高約535m、弘法大師が806年に開基して以来、平清盛や伊藤博文などの信仰を集め、多くの足跡を残している。
手つかずの自然は「弥山原始林」として1996年に厳島神社とともに世界遺産に指定され、点在する奇岩怪石や史跡と相まって、すばらしい景観を創り出している。(宮島ロープウェーの案内より)

宮島ロープウエーで、紅葉谷駅→かや駅→獅子岩駅
獅子岩駅を降りてからの所要時間(目安)は、ロープウエー獅子岩駅--(約20分)→ 弥山本堂--(約1分)→ 三鬼堂--(約2分)→ 観音堂・文殊堂--(約2分)→ くぐり岩--(約1分)→ 弥山展望台 とそんなにかからない。

弥山も楽しみにしていた。せっかく宮島に宿泊したのだし、見れる所は全て見たいと思うのが普通の感覚だと思うのです。なのに何故宮島まで来ていながら、スルーするのだろう。うちの夫ときたら( ̄ー ̄;

弥山展望台からの眺望は「眼下に広がる瀬戸内の大パノラマ」だと書いてある。
獅子岩展望台から眺める「瀬戸内の多島美は、絶景ポイント」だとも書いてある。
ロープウエーからの眺望は「まるで空を歩いているかのように段々と視界が開け瀬戸の絶景が楽しめる空中散歩」とも書いてある!

Family Page 広島 さんの 安芸の宮島「弥山の七不思議」2001を旅行前にインターネットで読んで、とても楽しみにしていました。宿泊した錦水館のフロントでもらった宮島ロープウエーの案内に載っている弥山七不思議を読んでは「明日はここだ~!ここに行くんだ~*:・( ̄∀ ̄)・:*:」とワクワクしていました。

なのに、何故、行かないの?

私:「まだ季節ではないけれど、紅葉谷公園行くでしょ?」
夫:「何で?」
紅葉見るには、季節的にちょっと早いからかなぁ?と思いつつ、気を取り直してもう一度、聞いてみる。
私:「ロープウエー乗り場に行く時通るし・・・」
夫:「ロープウエーなんか乗らん」
私:「へ?」
夫:「厳島神社も見れたし、もういいやろ?フェリーで戻って山口の錦帯橋に向かう予定や」
私:「・・・・・・・・・ ( ̄□ ̄;)」

弥山は?
Family Page 広島 さんのページに、
「弥山に登らずして宮島を論ずる勿れ」
「日本三景の一の真価は弥山頂上の眺めにあり
と書いてあったんだけど・・・

そりゃぁ、山口の錦帯橋も行った事ないから行ってみたいよ。でも、錦帯橋こそ、別の機会でいいんじゃない?(ーー;)
と、しみじみと思ったけれど、どうせ泣こうがわめこうが問答無用で錦帯橋に行くんだよね・・・と半ば諦め気分。さよなら宮島・・・

余談ですが、Wikipediaで「弥山(みせん)」をキーワードに検索したらサザエさん (テレビアニメ) 関連性:2.4% とありました。いったい何なんだろう?と見てみたら、サザエさんのオープニング、エンディングは3ヶ月ごとに変更され、オープニングではサザエさんが日本各地を旅行するアニメーションをが使用されているらしい。

2005年10月2日~12月25日に放送されたアニメーションの中に 厳島神社、弥山、紅葉谷公園(廿日市市宮島町) が登場したみたいです。

弥山七不思議 但し(*)印のものは、立ち入り禁止や伐採の為現在は見ることができない。

きえずの火
弘法大師が修行に使った火が、約1200年経った今も燃え続けている霊火。平和公園の「平和の灯」の元火
錫杖の梅
弘法大師が立てかけた錫杖が根をはり、梅の大木に変化したと言われている
曼茶羅岩(*)

数十畳分の巨大な岩盤に文字が掘り込まれた、弘法大師の書
干満岩
海抜500mを超える所にありながら、潮の満ち引きに合わせて穴の中の水位が変わるといわれる不思議な岩穴
拍子木の音
深夜に聞こえてくる拍子木の音。天狗の仕業とも言われている
しぐれ桜(*)
晴天の日でも、この木だけは雨が降ったみたいに濡れている不思議な桜
龍燈の杉(*)
旧正月の夜、宮島沖に出現する謎の灯り(龍燈)が一番よく見える大杉

参考:
宮島ロープウエー
広島県廿日市市宮島町紅葉谷公園内 宮島ロープウエー営業所
TEL:0829-44-0316
料金は、
大人 往復1,800円、片道1,000円
小人 往復900円、片道500円

2006/09/23

厳島神社観光&参拝 広島家族旅行

広島家族旅行で、宮島・厳島神社を観光&参拝した記録です。宿泊先である錦水館にチェックインした後、夕食まで少し時間があったので散歩がてらブラブラ厳島神社の方へ行ってみました。

その日は厳島神社に勤めている方達の慰労会か何かだったようです。知らなかったとはいえ、中へ入ってしまった挙句、大鳥居が真正面に見えるベストポジションに沢山の人が座っていて「邪魔だなぁ・・・近くに寄れない・・・」と思った私。

アナウンスを聞いて慰労会だと知り、関係者以外立ち入り禁止なんじゃん、邪魔なのは私達の方だった!!と反省。申し訳ない事しました。(といいつつ、しっかり記念撮影。)

夕暮れ時の厳島神社

厳島神社01

厳島神社02

厳島神社03

厳島神社04

厳島神社05

厳島神社06

夕日と大鳥居

夕日と大鳥居01
沈みゆく夕日と厳島神社の大鳥居を眺めていたら

夕日と大鳥居02
小船が。

夕日と大鳥居03
写真がいまいちですが、実際の風景はため息がつくくらい綺麗でしたよ。いつまででも、ボーっと見ていられそうな感じです。

厳島神社から見る夕日

厳島神社から見る夕日

厳島神社から見る夕日

ライトアップされた大鳥居

日が暮れて、ライトアップされた大鳥居を見る為に、御飯を食べた後散歩にでました。三脚持ってこなかったので、ブレないように撮るのが大変。船乗りたかったです。

夜の大鳥居

夜の大鳥居02
ライトアップされた大鳥居も綺麗でした。

厳島神社 観光(翌日)

翌日、明るくなってから拝観料金を払い再び神社へ。時間帯が違えば、見える景色も違うのでなんだか得した気分。

厳島神社(3)-1
干潮時に、大鳥居のすぐそばまで歩いていって撮影しました。

厳島神社(3)-2
こちらは厳島神社からの眺め。宮島に着いた日は、満潮時の厳島神社と大鳥居、夕暮れ時の風景や、夜のライトアップされた姿を楽しみましたが、翌日は潮も引いてすぐ近くで見ることができました。宮島宿泊の特権ですね。

厳島神社(3)-3
おじさんが持っていたビニール袋に餌が入っていると思ったのか、こんな所までついて来てしまった鹿さん。ま、そのおじさんも鹿さんがついてきているのをわかっててわざとガサゴソさせながら誘導してましたが、まさかかわいい鹿さんと一緒に記念撮影できるとは思っていなかったのでちょっと嬉しかったです。(*^o^*)

厳島神社(3)-4
大鳥居から見た厳島神社。

厳島神社(3)-5
下を見たら、いっぱい貝がいました。そのなかで動きが早いものを発見。ヤドカリ?

厳島神社(3)-6
五重塔

日本三景は、みなさんご存知のとおり、広島県廿日市市の厳島(宮島)、宮城県宮城郡松島町の松島、京都府宮津市の天橋立 ですが、私があと見てないのは後、天橋立だけ。

夫は関西出身なので、天橋立は何度も行ったらしく「日本三景達成~」と自慢してました、いいなぁ・・・

ちなみに、日本三舞台は、
厳島神社(広島県廿日市市)の板舞台
四天王寺(大阪市天王寺区)の石舞台
住吉大社(大阪市住吉区)の石舞台

悔しいので聞いていませんが、きっと夫は、日本三舞台も網羅したんでしょうね・・・。私はまだ厳島神社しか見ていないので、後2箇所も残ってます。日本一とか世界一とか言われていると行ってみたくなります。日本三景は、不思議と網羅したくなります(気分はスタンプラリー)

参考:

宮島

「神の島」として崇められてきた宮島は、美しい瀬戸内海に浮かぶ歴史と浪漫の島。厳島神社の雅やかな社殿や朱塗りの大鳥居が紺青の海と島の自然に見事に調和して平安朝の優雅さを醸している。

桜や紅葉が美しい渓谷と古代からの姿を大切に保存されている弥山原始林、その変化に富んだ風光は古くより人々から愛され、松島、天橋立とならんで日本三景の一つになっている。

「神々が宿る島」として伝えられる宮島の歩みは、遠く昔をひもとけば、伊都岐島の神と共にあった。14世紀から15世紀初頭にかけて宮島には次第に町が形成され瀬戸内海の要港となり交易も盛んだったが、やがて交通の発達に伴い、神社を中心とした観光地として脚光を浴びるようになってきた。

また、島全体が日本における代表的な暖地標準林であることから、瀬戸内海国立公園の一角を占め、特別史跡・特別名勝、風致地区、天然記念物などの指定を受けている。

其の美しい自然の中に保存された神話や伝説は、神秘的な景観と相まって、訪れる人々に脈々と受け継がれてきた歴史の重さを伝えている。今日では、世界文化遺産にも登録され、美しく豊かな自然と厳島神社など、数々の建造物や文化財を守り続ける努力がひきつかがれている。

錦水館宿泊時、フロントでもらった観光用ガイドと厳島神社HPより引用

厳島神社(国宝・重文)

海中にそびえ立つ朱塗りの大鳥居とともに、観光日本のシンボル的存在になっている厳島神社。スケールの雄大さ、寝殿造りの技の極地を物語る建築美、どこをとっても国内有数の名社といわれるにふさわしい威厳と風格に満ちている。

社殿の創建は推古元年(593)佐伯鞍職によるものと伝えられ、その後の仁安3年(1168)平清盛によって現在のように造営された。本社を中心に客神社(まろうど)、門客神社(かどまろうど)、大国神社、天神社などの各社が配置され、朝座屋、高舞台、楽房、能舞台などがその間に設けられています。

また、内侍橋、長橋、反橋などの端が架けられ、建造物は延長108間におよぶ回廊でつながれている。鮮やかな朱塗り・檜皮葺きの荘厳な屋根、清楚に配列された柱、ゆったりとした板敷床など平安時代にその極に達した寝殿造りの建築美を誇っています。

戦国時代には、日本三代奇襲戦の一つとして有名な厳島合戦の凄絶な舞台となったことでも広く知られています。

神社には、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと),田心姫命(たごりひめのみこと),湍津姫命(たぎつひめのみこと)の三女神が祭られており、古くから海上安全・商売繁盛の守護神としてあがめられてきました。

海中を敷地とした構想は、御祭神が海の神様であるため現世に竜宮城を再現しようとしたためか、また来世を船で渡って極楽浄土にまいる藤原時代の浄土信仰の一つのあらわれか、とにかくも平安時代の人工美と自然美の調和がここに結晶した一大偉観です。

錦水館宿泊時、フロントでもらった観光用ガイドと厳島神社HPより引用

■厳島神社の大鳥居

朱塗りの大鳥居は宮島のシンボルで満潮時には海中に浮かんだように見え、潮が引くと砂浜に立ちとても雄大で優美。

現在の大鳥居は、四脚造りで、平安時代から8代目にあたり、明治7年10月17日に建立にかかり、明治8年7月に完成したもの。主柱は宮崎県と香川県の楠が使われ、総高53.3尺(約16m)、主柱の高さは44.5尺(13.4m)、主柱のまわり33尺(9.9m)、棟の長さ77.8尺(23.3m)、本社の拝殿より108間、火焼前より88間海面に、鳥居本体の重みで立っています。

大鳥居の額の文字は、有栖川宮熾仁親王の染筆で沖側「厳嶋神社」、神社側「伊都岐島神社」、額の裏側に「明治7年甲戌四月二品熾仁親王謹書」と記されたものが掲げてある。 (錦水館でもらった観光ガイドより)

大鳥居の屋根の直下に石ころ約7トンを‘おもし’として入れられているらしいです。(広島ぶらり散歩  さんの厳島神社・大鳥居について書かれているページより)