2006/07/27

霧島旅亭 神泉館【鹿児島県・霧島温泉】に宿泊した感想

家族旅行で霧島旅亭 神泉館【鹿児島県・霧島温泉】に宿泊した時の、部屋・温泉・料理 など 個人的な感想です。

霧島神宮表参道に面した数寄屋造りの料亭旅館。霧島神宮に歩いていける距離で客室も全11室と少なく、2006年当時はまだオープンしたばかり。宿泊客が少なくてゆっくりできそうなのと、オープンしたばかりなら館内も綺麗だろうなと思って予約したのが、霧島旅亭・神泉館でした。

鹿児島県霧島温泉_霧島旅亭 神泉館(館内)

霧島旅亭 神泉館01
玄関を入ってすぐの所に置いてある、高価そうな机。ここに座ってチェックイン&住所等記入しました。書いている時に他の宿泊客が入ってきたら目が合いそうで、ちょっと嫌だなぁと思ってしまった。

バブルの時に建てられた宿らしく贅を凝らした造り。オープン前にバブルがはじけてその後、何度も経営者が変わったそうです。やっとオープンできることになったそうで、その事が書かれた新聞の切り抜きが机の上にありました。

霧島旅亭 神泉館02
右手に見えるのがフロント。

霧島旅亭 神泉館03
さすが、4千㎡の敷地だけあって、広いです。

霧島旅亭 神泉館04
奥のお部屋だったらしく、仲居さんに荷物を運んでもらいながらお庭を眺めました。

霧島旅亭 神泉館05
お庭にもこだわっているみたいで、丁寧に手入れされていました。

鹿児島県霧島温泉_霧島旅亭 神泉館(お部屋)

霧島旅亭 神泉館06
通されたのは、「野かいどう」というお部屋。

霧島旅亭 神泉館07
お部屋に入ると、ほのかに茶香炉の香りが。

霧島旅亭 神泉館08
二間続き。私達にはちょっと贅沢すぎるお部屋です。

数奇屋造りの純和風宿。お部屋に続く通路は石畳で、庭園も綺麗。二間続きのお部屋に入ると茶香炉の香りで癒され、あぁこの後は、かけ流しの温泉と美味しい料理で贅沢な気分に浸れるのだなぁとイメージが広がった。

ただ残念なことに、空調の切れた7月のむっとしたお部屋に通されてしまい、椅子に座ってチェックインしている間に、クーラーのスイッチぐらい入れられそうなのに・・・と内心思う。

ポットのコンセントも慌てて入れていて、夏は熱いお茶など飲まないかもしれないけど、中には飲みたい宿泊客もいるんじゃないかなぁ?と思う。

無駄な電気代を使わない=エコと考える事も出来るけど、些細な事だけれど、その方が印象よくなるんじゃないかなぁ・・・勿体ないなぁと感じた。

霧島旅亭 神泉館 部屋からの眺め

霧島旅亭 神泉館09
部屋からの眺め。

霧島旅亭 神泉館 部屋のお風呂(内湯)

霧島旅亭 神泉館 部屋のお風呂(内湯)
部屋付の内湯。部屋付内湯が温泉なのかどうかは確認しませんでした。

冷蔵庫をあけたら、缶ビールが入っていて、夫が「缶ビールって嫌やなぁ。瓶ビールを入れればいいのに・・・」と言っていました。文句を言いながら2本も飲んでいましたが。^^;

夕食時に頼んだ瓶ビールは1本650円、冷蔵庫に入っていた缶ビールは1本500円。150円しか料金違わないなら、瓶ビールの方がよかったなぁと夫。瓶でも缶でもビールなら何でもOKな私。私にはよくわからないのですが瓶と缶の味の違いってあるんでしょうか?ただの雰囲気?

霧島旅亭 神泉館 大浴場(温泉)

神泉館 大浴場(脱衣所)
さっそく温泉に入りに行きました。誰もいなくて貸切状態。何とも贅沢です。

脱衣所も、オープンしたばかりと言う事もあり、とても綺麗でした。タオルも用意されているので、お部屋から手ぶらで温泉入りにいけて便利。

神泉館 大浴場(浴槽)
浴槽は、あまり広くはないものの、いつ行っても貸切状態なのでゆっくり入れました。源泉かけ流しとの事でしたが、湯は溢れておらず、蛇口をひねれば温泉が出るって感じ。

自由に温泉の量や温度を調整できるので、限りある温泉資源を大切にするという意味でも、不必要にかけ流す事もないかなと思う。入った時少し温度が低かったので、私は蛇口を思いっきりひねって、しばらくの間ドボドボかけ流した。

大浴場に他の宿泊客がいると気兼ねしてなかなか自分の好みの温度にする事が出来ないので、貸切状態の自由度に「いいな♪ゆっくり贅沢な気分で温泉に入れる♪」と満足でした。

壁には、温泉分析書が貼ってありましたし(←遠い場所(源泉)から引いているみたいでした)、少し加水しているのかな?とも思ったけれど、とても気持ちよくて入った後は肌がつるつるになりました。よかったです。

鹿児島県霧島温泉_霧島旅亭・神泉館_料理(夕食)

夕食は、部屋食でした。手を滑らせて食前酒をこぼしてしまい飲めませんでした。こぼした自分が悪いのですが、お手拭きだけでは足りなかったので、机の上を拭く布巾をお願いした所、時間がかかり(10分くらい)、結局自分の鞄の中からプチタオルを出して拭きました。まだオープンしたばかりだったからか配膳だけで手一杯という感じでした。

私達は、どちらかと言うと早食いなので次から次へと出てくる料理にもスピード的についていけましたし大丈夫でしたが、食べるペースに関係なく配膳しているような印象を受けました。多分、従業員がまだ慣れていないのでしょうが、他のお客さんは、このペースで配膳されたら辛いだろうな・・・と感じました。

途中、お祝いとして焼酎1本プレゼントしてくれました。(記念日旅行だと言ったら気を遣ってくれたみたいです。)

霧島旅亭・神泉館 料理(夕食)01

霧島旅亭・神泉館 料理(夕食)02

霧島旅亭・神泉館 料理(夕食)03

霧島旅亭・神泉館 料理(夕食)04

霧島旅亭・神泉館 料理(夕食)05

霧島旅亭・神泉館 料理(夕食)06

霧島旅亭・神泉館 料理(夕食)07

霧島旅亭・神泉館 料理(夕食)08

霧島旅亭・神泉館 料理(夕食)09

霧島旅亭・神泉館 料理(夕食)10

料理は、見た目も美しく上品な感じ。味もよかった。小料理屋で食べたら、料理だけで1人1万くらいするかなぁ・・・と考えると、25,000円の宿泊料金は妥当な金額だと思います。

個人的感想としては、庭園やお部屋などの施設面・温泉はいいし、料理も力を入れている感じなので、後は、接客(人材)をしっかりしていけば、リピートしたい宿のひとつになるだろうなぁと思いました。

霧島旅亭・神泉館 料理(朝食)

霧島旅亭・神泉館に宿泊したのは、だいぶ前なので忘れてしまいましたが、記憶が確かなら、朝食はお庭の見える個室で、部屋まで呼びに来てくれたような気がします。

神泉館 朝食は個室で
庭園の緑を見ながらの朝食はすがすがしい感じ。

霧島旅亭・神泉館 料理(朝食)
↑これプラスご飯&味噌汁

霧島旅亭 神泉館 おまけ

私達が宿泊した当時は、神泉館という名前でしたが(運営者が変わったのでしょうか?)2016年現在は、霧島温泉 料亭旅館 竹千代 霧島別邸というハイクラスのお宿になっているようです。

この投稿は神泉館だった頃の感想なのであまり参考にならないかもしれませんが、当時から、立地・料理・温泉は申し分なく、オープンしたてにありがちな従業員の接客に不慣れな感じがすごく勿体なかっただけ・・・なのを覚えています。